気当て診断法を開発してからは、四六時中、気当て診断をして、いろいろなものをチェックしていました。
そのうち遊び心で、天空にはどんなエネルギーがあるのか?と思って天に向かって気当てしてみました。
先ずは「元気になる気」と意識しながら気を投げてみました。
そうしたら、何だか暖かい気が降りて来ました。これは面白い。
次に「癒しの気」と意識して同じように天に向かって気を投げてみました。そうしたら先ほどの元気とは違って爽やかな気が降りて来ました。
他の気を意識して天に向かって投げると、その意識に応じて別の気が降りて来ました。
なるほど、天空にはどのような気でも有って、こちらの意識に応じて共鳴する気が降りて来るのだな、と分かりました。
それ以来、いろいろな気を意識して、それに見合う気を天から降ろし、ヒーリングに使うようになったのです。
・一つめは、目的に応じた気エネルギーが簡単に得られることです。
ヒーリングには目的に応じた気エネルギーが必要です。
これは音楽療法に例えると分かりやすいです。音楽療法が良いからといって、悲しくて落ち込んでいる人に行進曲を聞かせても癒されず、物静かな曲なら癒されます。これから何かをしようと気持ちを奮い立たせる時に、物静かな曲ではダメで、行進曲の方が適します。
同じことがヒーリングにも当てはまります。悲しむ人を癒すには、「悲しみを癒す気」が必要です。気持ちを奮い立たせるときには、「気持ちを奮い立たせる気」が必要です。
もし、ぴったりと適合する気でヒーリングをしていないなら、何らかのエネルギーは伝わったとしても、充分なヒーリングはできません。
天賜気功では、希望する気エネルギーを明確に意識することで簡単に必要とする気エネルギーが得られます。
・二つめに、細やかな気エネルギーを簡単に得ることができます。
気エネルギーには荒い気と細やかな気があります。例えば人が怒っているときに発する気は荒いです。神社などで高級神霊の発する気は細やかです。細やかな気の方が高次元の気と言えますが、天賜気功では意識を天の遠方高くに飛ばすことで簡単に細やかな気を得ることができます。
・三つめに、ヒーリングされる人が邪気を受けません。
ヒーラーも人間です。全く邪気を持っていないことは稀有なことです。となると、ヒーリングで気を流すとき、自分の持っている邪気も相手に送ってしまうことがあります。ヒーラーがアンテナとなって気を送るときでも、一度、ヒーラーの身体内を通って送られるとヒーラーの邪気を含んでしまうことがあります。
また、ヒーラーの身体に邪気が無い場合でも、相手を治してあげようとの思いは、意外なことに、その思いが邪気となって気を受けた人が障害されます。
天賜気功では意識を天に向かって飛ばし、降りて来た気エネルギーを使います。ヒーラーの身体には一切入れずに直接、気を相手に入れます。そのため、一切の邪気を相手に送らないでヒーリングが出来ます。
邪気を受けると痛みを感じる人に会ったことがあります。その方が、他の人のヒーリングを受けた時は、痛がっていましたが、私が天賜気功をすると心地良いと言っていました。その人にとっても天賜気功は穏やかな感じだったのだと思います。